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[レポート] キッズスノーフェスタ 2012 in 福島

2012.04.25

3月29日(木)福島県裏磐梯猫魔スキー場にて『「I LOVE SNOW」One’s Hands キッズスノーフェスタ2012 in 福島supported by KEEN』が開催されました。
福島県の原発避難区域に指定されている楢葉町、大熊町から会津地域に避難し仮設住宅生活を送っている小学生と地元のモーグル小学生チームをスキー場に無料招待し、スキーを通して笑顔になってもらいたいとの願いで、日本のトップスキーヤーが集結しました。

 

楢葉町の小学生は会津美里町の仮設住宅から、大熊町の小学生は会津若松市内に集合し、ビッグホリデー様のご協力によりバス2台で送迎を行いました。
バスの添乗は地元の会津大学の学生にお願いしました。

この日は前日の吹雪が嘘のようなびっくりするくらいの快晴で絶好のスキー日和。
参加者58名はスキー初体験の子もたくさんいましたが朝からワクワクです。

まずは開会式で今日一日先生となってくれるトップスキーヤーの皆さんを紹介。
現役のオリンピック選手から日本で一番スキーが上手なナショナルデモンストレーターの先生たちまで総勢10名がずらっと並ぶと子どもたちからも歓声が起こりました。

レベル別に初心者から一人で滑れる子まで5つの班に分かれ、それぞれ異なる色のゼッケンをつけてもらい各班にトップスキーヤーの先生が付きました。

まずは全員でゲレンデをバックに記念撮影。それから各班ごとに先生と一緒にスキーレッスンがはじまりました。

滑れる子たちは早速リフトに乗り姿が見えなくなりましたが、初心者班はまずは準備運動からスキーを履くレッスン。しかし、あっという間に緩斜面でボーゲンで滑れるようになり、気づくとリフトに乗って滑っていました。豪華先生陣、さすがです!

そして待ちに待った昼食。裏磐梯猫魔スキー場名物のカレー。子どもたちは我先にとカレーを平らげ、先生たちと一緒になり笑顔と笑い声が広がっていました。

午後も全員元気にスキーを滑り、まったくスキーをしたことがなかった初心者班の子どもたちも全員リフトに乗って滑ることができました。

スキー終了後は全員参加で『宝探しゲーム』。

班ごとに「よーいどん」でスタートし、まずは先生たちとじゃんけん。勝った子供たちはその先の雪に埋まっているカラーボールを見つけます。
カラーボールを見つけた子供たち全員に、協賛各社からの豪華賞品をプレゼントしました。

宝探しの後は、トップスキーヤーによるデモ滑走。今日一日先生をしてくれたみなさんの日本一上手な滑りを見て子どもたちは大興奮でした。

閉会式では、先生方からの「今日楽しかった人~?」の問いかけに、子どもたちは全員大きな声で手を挙げていました。そして、トップスキーヤーと子どもたちは、大興奮のままハイタッチでお別れしました。

最後は先生全員で子どもたちのバスを見送り。子どもたちはみんな終始笑顔のまま帰路につきました。

子どもたちの笑顔が見たいという思いで行ったイベントでしたが、最後はトップスキーヤーの先生方が子どもたちから元気をもらい、改めてスキーの楽しさを実感することができたイベントとなりました。

最後に、ご協力、ご協賛いただきました関係各位に改めて御礼申し上げます。

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実施日時:2012年3月29日(木)
会  場:裏磐梯猫魔スキー場
参加人数:58名
対象地域:楢葉町、大熊町から会津地域に避難されている小学生
主  催:SAJ「I LOVE SNOW」キャンペーン/NPO法人One’s Hands プロジェクト
共  催:KEEN Japan
協  賛:(株)ティートンブロス/ビッグホリデー(株)/アンダーアーマー
特別協力:NPO法人フォルダ
参加アスリート:
・伊藤みき(フリースタイルスキーモーグル)
・星野純子(フリースタイルスキーモーグル)
・岡部哲也(アルペンスキー、NPO法人One’s Handsプロジェクト代表)
・渡辺一樹(元SAJナショナルデモンストレーター、SAJデモチームコーチ)
・徳竹剛(SAJナショナルデモンストレーター)
・小林仁(SAJナショナルデモンストレーター)
・石田俊介(SAJナショナルデモンストレーター)
・兼子稔(SAJナショナルデモンストレーター)
・藤田潤子(SAJナショナルデモンストレーター)
・兼子佳代(2012全日本スキー技術選手権チャンピオン)

 

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